戦略の作り方②

SWOT分析

戦略作りのノウハウとしてもう一つ有名なものに、SWOT分析というものがある。

 

こちらも、分析のために必要な4つの要素

Strength(強み)

Weakness(弱み)

Opportunity(機会)

Threat(脅威)

の頭文字を組み合わせた造語である。

 

一つ目の3C分析は、市場における成功の鍵となる要素(Key Successful Factor)を見定め、自社をそこに近づけていくための戦略立案手法であるが、このSWOT分析は違う。

こちらは、自社の強みを見定め、それを機会とマッチングさせて、市場への圧倒的な優位性を作り出していくための手法だ。

 

すなわち

前者(3C分析)は「ビジネス全体」に着眼点を定めているが

後者(SWOT分析)は「自社」に焦点を当て、持っている良い部分をとことん伸ばしていくための手法。弱点を治すことは主眼でなく、長所を他社には真似できない形で差別化要因にする、そのためのフレームワークである。

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SWOT分析を行うには、必ず、上のようなマトリックス図を作成する。


まず、内部環境である自社の「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」について

バリューチェーンを競合他社と相対比較しながら導き出す。

小さな要素であっても構わない。思いつく限り徹底的にリストアップする。

 

次に、外部環境である市場の「Opportunity(機会)」「Threat(脅威) 」について

経済・政治・技術・人口動態・地球環境などの観点から、目的の市場にどのような可能性やリスクが眠っているか、出来る限り掘り起こす。

 

そして最後に、リストアップしたそれぞれの要素を上のマトリックス図に当てはめてみる。これでSWOT分析のための型は完成である。

図の赤枠の「積極攻勢」があなたの組織の成功のキーポイントだ。

 

【積極攻勢】➡ 「Strength(強み)」×「Opportunity(機会)

       《優先順位 No,1》ここに分類される施策は即実行すべきである

【差別化】➡ 「Strength(強み)」×「Threat(脅威)

       《優先順位 No,2》逆転の発想で考えれば、他者を出し抜く差別化ができる

【段階改善】➡ 「Weakness(弱み)」×「Opportunity(機会)

       《優先順位 No,3》余力があれば、弱みを改善することも実践すべき

【撤退】➡ 「Weakness(弱み)」×「Threat(脅威)

       《優先順位 No,4》投資するだけ無駄。手を付けるべきではない施策

 

すなわち

【積極攻勢】あるいは【差別化】に分類され得る施策だけを打ち出す。

逆に

【段階改善】あるいは【撤退】に分類され得る施策は排除する。

 

SWOT分析ではこの取捨選択を実行し、具体的な有効施策群を構築することで、最適な戦略を立案する。

こちらも、有用な「戦略の作り方」の一つとして、定着させて欲しい。

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このページで学んだことを定着させるために

・『S』『W』『O』『T』それぞれの意味をよく理解しよう。

・SWOT分析を実践してみよう。

・まずSWOT分析のためのマトリックス図を作成しよう。

・そして、その図に基づき、考える施策を分類してみよう。

・施策群をスクリーニングして【積極攻勢】に分類されたアイデアは絶対に実行しよう。

・【差別化】に分類されたアイデアも出来る限り実行しよう。

・【段階改善】に分類されたアイデアは、余力がある場合のみ実行しよう。

・【撤退】に分類されたアイデアは、必ず棄却しよう。

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