原理3:社会的証明

人は知らない内に、次の「原理原則」に従って行動している。

 

社会的証明のルール

「人間は周囲が正しいと考えること正しいと考える

 

すなわち

人は無意識に、多くの人が行っていることこそ正しい行動であると考える。

特に日本人には、この傾向が顕著である。

 

コメディ番組を思い出してみて欲しい。

時折、ギャグが披露されたときに流れる「録音笑い」

あれが何故、わざわざ用意されているか考えたことがあるだろうか?

あの「録音笑い」もこの社会的証明のルールを上手く活用した手法である。

つまり、あれを流すことで

観衆に「今が面白いところである」と教え、番組を盛り上げている。

視聴者はそれに釣られて、今が面白いのだと納得し、笑う。

逆にあれがなければ、番組の「面白さ」は30%以上減衰するだろう。

 

セールスの領域において有名な言葉に次のようなものがある。

 

「何を買うかを自分で決められる人間は全体のわずか5%しかいない」

「残りの95%は、周囲の物真似をしてモノを買う」

 

これは実に恐ろしいことだ。

多数決の原理

どんなに誤った考えであっても、多くの人間がそれを支持すれば正義になる。

そして、支持する人間が多くなればなるほど、その「正しさ」は確固としたものになる。

 

この社会的証明が強力に作用する時の条件が2つある。

(1)不確かさ

   ⇒自分がどう振舞えばいいか確信が持てない時、人は集団の意見に盲目的になる。

(2)類似性

   ⇒自分と類似性を感じる集団の意見に対して、人は盲目的になる。


特にこれらの2条件が強烈に作用すると「ウェルテル効果」といった悲惨な集団自殺を引き起こすことにもつながるため、とても危険な人間の行動原理である。


この社会的証明のルールから逃れるために必要なこと

それはすなわちクリティカルシンキングである。


このWEBサイトでも重要な思考スキルとして取り上げているため、こちらも併せて理解することを推奨する。

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