原理6:希少性

誰もに心当たりがあるだろう。

「期間限定」「数量限定」「今だけ」「滅多に手に入らない」…


人間とって、数が少ないものほどBestであり、それが失われることはWorstなのである。

すなわち、最後の「原理原則」は次だ。


希少性のルール

「人は、その存在が希少であればあるほど、それを手にしたい欲求に駆られる」


G・K・チェスタトンも述べている。

「何かを愛するためには、それを失う可能性を実感すればいい」


このルールは飛びぬけて強烈である。

人間は希少性というものに操られるカラクリ人形だ。

希少性が生まれた途端、人々は物の見方を180° 変える。

絶滅危惧種の動物などが特に好例だ。

トキはあまりに日本中に生息しすぎたために乱獲された。

そして、その数が激減し、絶滅の危機に瀕してから、大切に保護されるようになった。


希少性の高いものを、人は肯定的に見る。

例えば「絶対に他では入手できない情報」というものに、人間は自然と説得力を感じる。


そして

前から希少であったものよりも

新たに希少性の高まったものを求める傾向にある。


社会的証明のルールにも通ずるが

社会的な需要によって、急に希少になったものは

人々の中で、信じられないような価値を与えられることとなる。


希少性を引き出す2つの要因は次だ。

(1)数量の制限

(2)時間の制限

特に、セールスの場では(2)の「時間の制限」が上手に活用され

顧客は「今、この瞬間に決定を迫るやり方」の餌食となる。


この希少性のルールから逃れるためには

感情的に物を欲するのではなく

その商品の利点・欠点を論理的に評価することが必要である。


冷静になること。

これが、希少性の魔の手を撃退する有効な手段である。

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