ロジカルシンキングとは


 近年、盛んに取り上げられるようになったロジカルシンキングという言葉。

中身を知らない人は、ひょっとすると何やら難しい話が始まるのではないか。

そんな風に感じているかもしれない。

 

しかし、安心してほしい。

ロジカルシンキングは何も難しい考え方ではない。

意識すれば誰にでもできる当たり前な思考の方法である。

それを少しばかり、学術的な言葉を借りて、高尚な概念に見せているだけだ。

一度聞けば、あなたもそんなものかと容易に理解できる内容に違いない。

 

けれども、あまりに当たり前であるが故に、それを徹底することが難しい。

というのもまた事実である。

 

ロジカルシンキングとはその言葉の通り、「ロジカル」に物事を考えるという意味である。では「ロジカル」とは何か。

 

  ロジカル = 論理的であること

 

すなわち、ロジカルシンキングとは「いかに的確に考えるか」を突き詰めるものであり、論理に破たんがなく、誰もが思考の筋道を後追いできる分析をさすと言える。 

分かりやすく言い換えれば、それを聞いた全ての人が「なるほど!」と納得できるような考えや意見、と言ってもいいかもしれない。

 

「ロジカル」であることが求められる局面としては、およそ次が挙げられるだろう。

 

・相手を説得したいとき

・慎重に問題解決策を模索するとき

・文章だけで、相手に考えを理解してもらいたいとき   etc...

 

上記のようなことは、特にビジネスを行う上で、決して避けては通れない局面であると言える。

よって「ロジカル」に物事を考えることは、ビジネスマンには必須となるスキルであるが、これを徹底して行える人間は、意外にも世の中にそう多くない。

 

この「ロジカルに」というものは、耳にすると当たり前の内容と感じるに違いないが、常に意識していないと、必ず論理に抜けが生まれる。

 

人間とは必ずそういう風に出来ている。

 

ロジカルシンキングは、思考ノウハウのまさに基本の基本ともいえる内容だが、これが頭に定着するには、時間をかけたトレーニングが必要になってくるのだ。

 

一朝一夕で身につくものではないと肝に銘じていて欲しい。

 

ロジカルシンキングを行う上で必要な能力は、大きく分けてある。

 

①論理思考力

②仮説検証力

 

このそれぞれについて、順を追って説明していく。

 

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論理思考力

 まず一つ目の「論理思考力」とは、思考のストーリーを繋ぐスキルである。これは【縦の論理】と【横の論理】を理解することで身につけることができる。



【縦の論理】とは、図の通り「話が直列につながった状態」を意味しており、これが欠けていると、話を聞いている側は「本当にそうなの?」と感じることになる。

すなわち、論理に飛躍があるというは、この【縦の論理】が成立していないことを意味しており、人を説得する上では欠かすことのできない重要な要素といえる。


【横の論理】とは、図の通り「話が並列につながった状態」を意味しており、これが欠けていると、話を聞いている側は「それだけなの?」と感じることになる。

すなわち、話に抜けている箇所があるというのは、この【横の論理】が成立していないことを意味しており、慎重な分析には欠かしてはならない要素である。


ロジカルシンキングを行う上では、この【縦の論理】と【横の論理】を組み合わせ、論理の《ピラミッドストラクチャー》を作り上げる。


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この《ピラミッドストラクチャー》こそ、ロジカルシンキングの中心に位置する概念であり、どんな考えも必ず、この論理構造に落とし込むことができる。

適切に落とし込むことが出来れば、その考えは「ロジック」に問題のない、論理的な思考のアウトプットであると見なせる。

 

逆に言えば、あなたの考えを、この《ピラミッドストラクチャー》に落とし込もうとすることで、その考えの論理的な欠陥を見つけることができる

 

これこそが論理思考力の原理原則である。

 

この論理思考力については、次の詳細ページにて具体的に論じる。

ロジカルシンキングに必要不可欠な一番目の能力である、このスキルの身につけ方を記載しているので、必ず確認してほしい。

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仮説検証力

2つめの仮説検証力とは、すなわち問題解決にあたって生まれる「疑問」に適切に答えるためのスキルである。

これは次に示す【5つのステップ】を意識することで身につけることができる。

上記の通り、次のプロセスを頭の中に入れておくことこそ、問題解決の最短経路であり、逆にこれを適切に行わなければ、ロジックに綻びが生まれることになる。

 

 ①目的を理解する

 ②論点を把握する

 ③仮説を構築する

 ④検証を実施する

 ⑤示唆を抽出する


尚、ここでいう①と②は「疑問を明確化する」ステップ、③~⑤は「疑問を解決する」ステップと区分けすることができる。 

この仮説検証力についても、次の詳細ページにて具体的に説明する。

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この章のおわりに

繰り返し述べるが、ロジカルシンキングこそ、ビジネススキルの基本中の基本である。

我々は、様々な人々の交じり合う多様性の中で仕事をし、日々「他人を説得する」という宿命から逃れることはできない。

 

誤解なく、相手に対して自分の考えを伝える。

これは想像よりもはるかに難しい。

「説得」とは、実に奥が深い。

まずはその難しさにきちんと向き合うこと、それがスタートラインであると思う。

 

ロジカルシンキングは基本的に「論理思考力」と「仮説検証力」が組み合わさってこそ成り立つ。逆に、どちらかに欠陥があれば、論理的な問題解決は困難になる。

 

これらを自分のものとして定着させること。

考えの中に、いつも組み込むことができるようになること。

 

それこそがロジカルシンキングを学ぶ、目標である。

 

一日に一度で構わない。

毎日欠かさずに、自分のロジックを意識してみる。

ロジカルシンキングの原理原則を思い返してみる。

 

それだけで、あなたの人生はガラリと変わり始める。

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