クリエイティブシンキングとは


クリエイティブシンキングとは何か。

それは「枠組みにとらわれない自由な発想を行うための思考プロセス」である。

 

これは一般的に、ロジカルシンキングの対極に位置する方法論と言われる。

ロジカルシンキング は「枠組み(フレームワーク)」や、論理上の「ルール」を重視するのに対し、クリエイティブシンキングはあえてその「枠組み」や「ルール」を壊すことをその方法論の前提としている。

 

いわゆるロジカルシンキングは「左脳」的な頭の使い方であり

クリエイティブシンキングは「右脳」的な頭の使い方である。


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これまでのビジネスにおいては、ロジカルシンキングなどの「左脳」的なスキルにばかり焦点が当てられがちであった。

 

しかし、最近はそれが少しずつ見直されつつある。

 

人工知能などのIT技術が指数関数的に成長を遂げ、人間の「仕事」を奪っていくことが懸念される近未来、人間にしかできない仕事は「右脳」的な部分にのみ絞られていくと言われている。

 

社会にイノベーションを起こしてきた技術やサービスとは、どの時代においても既存の「枠組み」や「ルール」を打ち壊してやってくるものであり、それはコンピューターには模倣することのできない人間だけが持つ独自の「機能」と言っても過言ではない。

 

GoogleやIDEOなどを筆頭とした世界各国の名だたる企業が、いち早くこのことに気づき、創造性のある人材を獲得することこそ、経営戦略の一番の重要点だと考えて行動を起こしている。

 

すなわち、次世代を生き抜く上では「右脳」的な思考ノウハウを身につけておくことは必須であり、社会的需要もそちらの方向へシフトしているのである。

 

 

クリエイティビティ、すなわち「創造性」とは

学習によって身につけられるものではないと考えている人が多い。

 

はっきり言う。

これは大きな誤りである。

 

創造的な思考(クリエイティブシンキング)をすることは、訓練次第で誰でも容易にできることであり、これから述べる手法をきちんと定着させれば、あなたもスティーブ・ジョブズやビルゲイツを超えるような革新を巻き起こせるかもしれない。


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まだ、この世にない新しい価値を生み出すためには「クリエイティブシンキング」と「ロジカルシンキング」の両方が必要になってくる。

この対極にある2つの思考ノウハウを適切に使い分けることが、非常に肝心なのだ。

 

上の図を見てほしい。

 

例えば「新規事業の計画」や「新製品の導入」など与えられた課題に対して「最適解」を求めるためには、1st ステップとしてクリエイティブシンキングを活用するべきである。

 

このクリエイティブシンキングによって、前提に捕らわれない自由なアイデアをたくさん生み出す。ここで求められるのは何よりも「量」であり、拡散的に、多角的な視点から、無数のアイデアを台上に並べる。

イノベーションを行う上で、絶対に欠かすことの出来ないフェーズである。

 

そして、次に登場してくるのがロジカルシンキング。

無数に台上に挙げられたアイデアを客観的に、事実や論拠に基づいて選別する。

このフェーズで行うことは、生み出された「量」を「質」に転化することであり、拡散したアイデアを正しく収束させるには、論理性が必要不可欠である。

 

この思考フローは、ビジネスにおいて最重要な「キー」だ。

成功になくてはならない、肝心要のプロセスである。

 

風潮が変わりつつあるとはいえ、まだまだ日本では、下流にあるロジカルシンキングにばかりフォーカスされすぎているきらいがある。

上流のクリエイティブシンキングを習得することは、あなたや、あなたの所属する組織が他を出し抜く上で、大きな武器になることだろう。

 

クリエイティブシンキングにおける学術的手法は多岐にわたる。

その中でも、ここでは、最も一般的な【クリエイティブシンキングの3要素】について紹介したいと思う。


【クリエイティブシンキングの3要素】

① ルールブレイキング

② ブレインストーミング

③ アイデア・ミックス

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次より、順に一つずつその詳細を示していく。


① ルールブレイキング

ルールブレイキングとはその言葉通り、既存のルールを打ち破ることである。

既成概念や規則、常識から自由になる。

新しい価値を生み出すための最初のステップだ。

 

誰もが不可能と考える「可能」なことをあぶりだす。

そのためのノウハウ、マインドセットを理解して欲しい。


② ブレインストーミング

複数人で主題に対して議論し、意見や主張を相互作用させ合うことによって、連鎖反応や予想外のアイデアを生み出す手法である。

参加する全員が①の「ルールブレイキング」のマインドを持っておくこと。

「質」にこだわらず「量」を生み出す姿勢であること。

この2つがブレインストーミングに重要ような要素である。

一人で画期的なアイデアを生み出すことは難しい。

集団で創造性を発揮することは、圧倒的な強みになる。


③ アイデア・ミックス

既存の概念と概念を組み合わせ、新たな概念を作り出すこと。

これこそが創造性というものの基本である。

今まで絶対に結びつかなかった概念同士を結び付ける。

②の「ブレインストーミング」で挙がったアイデア同士を強制結合させてみる。

アイデア・ミックスはクリエイティブシンキングの最終段階であり、その瞬間までこの世になかったモノを生み出す、まさしく創造の場である。

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この章のおわりに

上記の3要素は、クリエイティブシンキングのほんの一例である。

この他にも学術化された思考ノウハウは存在するし、極論かもしれないが、ある意味これらの手法に捕らわれること自体が「創造的思考」において制限を与えてしまっているのかもしれない。

 

けれども、ここで述べた一連のステップは紛れもなく有用なものであるし、定着させる価値のあるものだと信じている。

どうか、このページを読んだだけで満足をしないでほしい。

ここに書かれたことを実践してみてほしい。

実践こそが成功のために最も必要な行動なのである。

 

クリエイティブシンキングは本来、誰もが自然に行うことができていた。

子供のころ、人々は枠組みに捕らわれない柔軟な思考を持っていた。

けれども、社会に順化する中で、発想の柔軟性は次第に失われてしまった。

常識という呪縛が、あなたから自由を奪い去った。

もう一度、失われた柔軟さを取り戻す。

論理性と柔軟性を兼ね備えた究極の頭脳を確立する。

それができた時、あなたは人生の見え方が変わる。

これまでよりもずっとワクワクする未来が待っている。


その時

あなたの中に「不可能」という文字はもう、なくなっているはずだ。

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